2013年 PANASONIC FRT16/ORT16
(パナソニック ロードバイク FRT16/ORT16)

FRT16フレームセット

定価￥230,000

カラー/セミオーダー
フレーム重量：1,560g

ORT16 シマノ105完成車
定価￥325,000
ORT16 シマノULTEGRA完成車
定価￥415,000

サイズ/セミオーダー

※上記写真は完成車のサンプルです。

まるで女性の手でやさしく押されているような、すうっと滑らかな加速感に誰もが驚くだろう。2、3回のペダリングで気付いた時には高速域に達するほどだ。筋肉の負担を軽減するチタン独自のしなやかさとバネ感をもつORT16。軽さ・強さ・しなやかさを備えた3AL2.5Vチタン合金チューブを採用。レースでもロングライドでも、いつまでも走り続けたくなるようなチタンバイクの快適さは多くのサイクリストに支持されている。

実際にこのバイクに試乗したのですが、チタンバイクの下位グレードながら、そのレーシーな走りに驚きました。上位モデルORT06には「ハード」「ライト」の２種類の剛性のモデルがラインナップされていたのですが、どちらかというと「ハード」寄りの剛性感のある踏み味です。地面からの突き上げはフレームがある程度緩和してくれるので、高速巡航時でも快適です。

スプリントをかけた時はフレームがずっしりと構えていて、踏んでも安定感は抜群です。ただ、安定感があるため踏み込みには力が必要で、急加速をする際には脚を使う印象です。

上り坂で自転車を振る際はキビキビとした動きは感じられず、かといってダンシングした時にフレームがしなって反発するような伸びのある走りもあまり感じられませんでした。ただフレームがしっかりとしているので、多少重量はあるものの、シッティング時にパワーロスを感じるような事はありませんでした。

下り坂の印象は素晴らしく、地面に吸い付くように走ってくれます。カーブで急制動する時でもコントロール性は高く、安心して高速で下ってくれます。

急制動せず、ジワジワと平地で速度を上げ、高速巡航を長く続ける時なんかに力を発揮してくれます。関西だと琵琶湖1周のようなずっと平地のコースをある程度速いペースで走り続けるようなシチュエーションで使うと、とても楽しそうなロードバイクでした。重く硬めのディープリムホイールと相性がよさそうです。