新!最近フルサスってどーなんですか?(2004年度、20万クラス)

(今回の下半分はあくまで私の個人的意見ですからねっ!!)
(いんとろだくしょん!)

はいどうも、パシリの店員です。
今でも私が、お店にご来店頂いたお客さまとお話ししているとときどき聞かれます、
「フルサスバイクってペダルこぐのしんどいんですかー?」って。
まずハッキリ言っときますがサスペンション付きバイクはペダルこぐのしんどい(苦しい)という考えは
全く過去の話です!
今、最新のフルサスバイクは調整さえ間違えなければ力のロスは全然感じません!
歩道の段差でクロスバイクがガッタンガッタンしているところをフルサスバイクは座ったままで「のほほ〜ん」と
走れちゃいます。そう!!フルサスバイクの良いところは乗り心地がとても良いところなのですねっ!
実際、最高速スピード自体はロードレーサーにはかないませんが、歩道をゆっくり座ったまま
走行出来るのはフルサスのマウンテンバイクだけです!!。

と、前書きはこの辺にしときまして、さっそく2004年モデルの各社ラインナップを見ていきましょうか・・・
がっ!! 何だか今年は革新的な新技術が投入されて来ましたぁ!それは?!
それは、Manitou社でいう「SPV機能」、FOX社だと「Pro Pedal機能」です!!
細かいお話は雑誌なぞにお任せするとして、めいっぱい簡単に効能を説明しますと、

ペダルをこぐとき(サスペンションがゆっくりとしたテンポの動きをするとき)は
=オイルの抵抗(ダンピング)が強く働いてサスペンションが動きにくくなって
=漕ぐときのパワーロスが無くなる!ので楽ちん!!

階段をガタガタ降りるとき(サスペンションが速い動きをするとき)
=オイルの抵抗(ダンピング)が緩くなってサスペンションが(スムーズに)動きやすくなって
=衝撃を吸収してくれる!ので快適!!

とホンマかいなというようなスゴイ機能なのです。
ちなみに単車や車のサスペンションでは速い動き(高速側)と、遅い動き用(低速側)を
分けて制御するサスペンション構造が数年も前から採用されており、
今回は自転車用に(低速側)をペダルこいだときのテンポに合わせて調整した事になるのでしょう。

完成車で19万円クラスからでないと搭載されないのが(価格的に)ツラいとこですが
ご予算に余裕が有るのでしたら、ぜひ、っていうか必ずコレついたの選ばないとダメです!
マジで!!

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GT i-DRIVE 2.0
定価¥165,900(税込)
LOUISGARNEAU
LGS XC FLITE U
定価¥188,790(税込)
SPECIALIZED
EPIC FSR
定価¥313,950(税込)
GIANT NRS 2
定価¥183,540(税込)
SCALPEL 900
定価\312,900(税込)
DAKAR XC COMP解説文
定価 ¥199,000
初回1月入荷予定!!
リア「Pro Pedal機能」
JEKYLL 600 V-brake
定価\228,900(税込)
リア「Pro Pedal機能」
STUMPJUMPER FSR
定価¥208,950(税込)
リア「Pro Pedal機能」
GIANT VT 2
定価¥209,790(税込)
リア「SPV機能」
JAMIS
DAKAR XLT 1.0
定価¥240,450(税込)
初回1月入荷予定!!
前後「SPV機能」
っていうことでGTLOUISGARNEAUはこの時点で落選ってコトで・・・。
エッ?2003年では特集ページまで組んでたi-Driveはどうしたって?
うーん、だってi-Driveは確かにスゴイけど、クッション性っていうか
サスペンションの性能自体は2世代前の「ただの」直押しだし・・・
i-Driveは確かにスゴイんですけどね(言い訳)。

ええ?バーチャルピポット?!HOT LINK?あ、ソレはMONGOOSEでした(笑)。
ってぶっちゃけた話、FliteシリーズってMONGOOSEのパクリじゃ無いっすか?
そーいうの、好きじゃないんですよねー、私。ダサイっす。

SPECIALIZEDのEPICは凄いんですけどフルサスバイクなのに乗り心地が悪過ぎですー。
競技用バイクをお探しの方にのみお勧めですな。
(EPICのブレインショックは普通はロックアウトされてる。段差をこえたときのみ
ロックアウトが解除されるという、凄いんだけど純競技用。)

あ、でも「SPV機能」「Pro Pedal機能」を搭載して無くとも、独自の構造で
一線級の性能をもったモデルもちゃんと有ります。
それがGIANTのNRSシリーズ、CannondaleScalpelシリーズです!!
ま、もともとNRSシリーズはちょっと変わったサスペンションユニットを
搭載してましたし、Scalpelシリーズはサスペンションユニット自体には頼らず、
フレーム自体に取り入れたカーボン板の「しなり」を利用した設計と
なっているため、あんまり「SPV機能」「Pro Pedal機能」は
関係ないのでしょうねー。

そして!「SPV機能」「Pro Pedal機能」が搭載されたモデルとなるのが
DAKAR XC COMP、DAKAR XLT 1.0、JEKYLL 600STUMPJUMPER FSR
GIANTのVT2となるのですね!!
ま、ぶっちゃけた話、この中ならドレ乗っても失敗ないっすね。間違いないっス!
ま、それで終わっちゃ面白く無いんで、も少し見ていく事にしましょうか・・・

まず!コストパフォーマンス的にみて、早い話がドレが一番良いパーツ
付いてんの?ってなると、やっぱ一番はHAYESの油圧ディスクにコンポはXTで
¥199,000のDAKAR XC COMP!!しかもシンプルなデザインも有って
12.7kgと軽い!!
次にフレームデザインの凝り度的にはJEKYLL 600でしょう!!
ディスクブレーキが付いてないのに¥218,000たあ少々お高いですけど、
このフレームの実に凝った設計と、仕上げの美しさはさすがCannondaleと、
唸らずにはいられませんなっ!!特にフレーム下から見た造型は感涙もの!!
私ならJEKYLL 600を飾るときは上下にひっくり返して置いときますねっ(笑)。
それと、フレームデザインで忘れてはならないのがSTUMPJUMPER FSRです!
仕上げは並で、パッと見はシンプルなんですけど、
その造型と溶接箇所の多さは半端じゃ無いっすね。
ま、ワイヤーの取り回しが悪くて組み立てるの大変(正直メンドイっす)
なのは忘れときましょうかねっ!。
そして去年雑誌のインプレ評価でベタほめだったVT2!
コストパフォーマンスで定評の有るGIANTの割に
HAYESの機械式ディスク、コンポはLXと、特にお買得感は感じませんが
「SPV機能」付いてるのにリアストローク130mmで、
山の下りでもじっくりとその安定性とスピードを味わっちゃえまーす!!
ま、2004年モデルのカラーリングは好かんけど。
そういえばホントは2003年モデルVT 2の方がリアユニットに
ピギーパック付き4wayモデルが付いてたし
(2004年モデルは何故かピギーパック無しの3wayモデル(泣))
カラーリングも2003の方が良かったなー!私的には。
いえ、別に2004年モデルが悪い訳じゃ無いんですがネ。
けど、今年一番の旬のモデルといえばコレでしょう、DAKAR XLT 1.0
まだまともな写真もないですけど。
あ、左の写真でチェックしまくってるのはワタシです。
ついでにこの写真(営業さん呼んでさらにチェックの図)でも(笑)。
何といっても前後サスペンション共に「SPV機能」が!!
旬の機能が前後2つに付いてんですからまさに旬でしょ?!
ちなみに前後「SPV機能」付いて¥229,000は2004年モデル中、最安値です。
そういえばこの前、下りで遊ぶのに「SPV機能」って必要無いのでは?と
質問されましたがトンでもない!!
下りのジャンプやバームで当て込んだときに行なうライダーの動作が
バイクにダイレクトに反映されるためコントロール性が非常に良いのですっ!
まさしくバイクコントロールを楽しむライダーにこそお勧めの機能なのですねっ!
サイコー!「SPV」
よーし、オレも買うぞ!マジで!!(マジ)
ただヘッドアングルが68.5°(普通は70°)で、
リアセンターが435mm(普通は425mm)と、20km以下の
低速域のハンドリングは無視して高速域の安定性を取った設計はあまり一般的では有りません!
ま、ふつうに考えるとDAKAR XC COMPの方が標準的なハンドリングで、
しかも1kg軽かったりするんですがねっ!