Cannondale R700のハンドルとステムは31.8ミリのオーバーサイズになっていてハンドルまわりの剛性を上げる事でダンシングやパワークライムやダウンヒル時により安定した走行が出来ます。2004年のR800はクランクがトゥルバティブのものでしたがあまり評判が良くなかったのでちゃんと105のクランクとなっています。シマノWH-R550ホイールはとりあえずこの価格にするためのパーツですがこの価格で2004年最上級グレードの「TEAM REPLICA 定価￥690,000」と同じOPTIMO FRAMEを手に入れることが出来るのですから、どちらかと言えば将来的にパーツをグレードアップさせ完成車自体の性能をアップさせていく楽しみがあるロードバイクだと思います。

アルミロードバイクは「乗り心地が硬い」とは良く言われる事ですが軟らかいフレームならカーボンバイクやクロモリフレームのバイクにした方が良いのでアルミバイクにしかない「シャキシャキ感」（ペダルを踏んだら踏んだ分だけ前に出て行く感じ）を得るにはフレーム剛性から見てもアルミしかないですし、乗り心地という面から見ても一般的に乗り心地を少しでも良くしようとするとカーボンパイプをフレームの後ろ三角に配置して路面からのツキ上げを和らげるのが良いでしょう。キャノンデールは自社でアルミフレームのパイプそのものを開発、製造しているので非常にアルミにこだわりがあるメーカーです。

ですのでキャノンデールのロードバイクは出来るだけ良い乗り心地を演出する為にチェーンステー、シートステーといったフレームの後ろ三角のパイプを極限まで薄く軽量に仕上げある程度路面からの衝撃を和らげているのです。更にそのパイプに曲げ加工をする事によってより路面からの衝撃を吸収するように工夫しているのです。ちなみにここまで薄く軽くリアバックを作るのは他のメーカーにはないと思います。現実的にはもちろん無理ですが目をつぶって乗ったとしたらまずフルアルミのフレームだとは思わないかもしれません。

2006年モデルのキャノンデールのロードレーサーのラインナップはより軽量でレーシーな乗り味の「CAAD8 OPTIMOフレーム」に全て変更されましたがわずかですが耐久性はこちらの『CAAD7』の方が上？かも知れません。ですからまだまだ選ばれる価値ありですよ。