アルミロードバイクは「乗り心地が硬い」とは良く言われる事ですが軟らかいフレームならカーボンバイクやクロモリフレームのバイクにした方が良いのでアルミバイクにしかない「シャキシャキ感」(ペダルを踏んだら踏んだ分だけ前に出て行く感じ)を得るにはフレーム剛性から見てもアルミしかないですし、乗り心地という面から見ても一般的に乗り心地を少しでも良くしようとするとカーボンパイプをフレームの後ろ三角に配置して路面からのツキ上げを和らげるのが良いでしょう。キャノンデールは自社でアルミフレームのパイプそのものを開発、製造しているアルミ屋さんであるが故にカーボンには否定的です。何故かと言うとカーボンはコストがかかるので高価なものになり重量がアルミに比べると重くなるデメリットがあるのです。ですのでキャノンデールのロードバイクは出来るだけ良い乗り心地を演出する為にチェーンステー、シートステーといったフレームの後ろ三角のパイプを極限まで薄く軽量に仕上げある程度路面からの衝撃を和らげているのです。更にそのパイプに曲げ加工をする事によってより路面からの衝撃を吸収するように工夫しているのです。ちなみにここまで薄く軽くリアバックを作るのは他のメーカーにはないと思います。当然全てのパイプをアルミで作るのでカーボンを使ったフレームより軽量でしかも手に入りやすい価格になります。結果同価格帯でNo.1の性能になるということです。
語意説明
SIX13 Team
アルミフレーム専門メーカーキャノンデールが2005年に新発売したフロント3角カーボン、リアバックアルミのハイブリッドフレーム「Six13」のシートチューブをCAAD8オプティモにして更なる軽量化と、BB付近にボロン素材を新たに採用してより剛性感とを狙ったピュアレースバイク。フレームの継ぎ目を極限まで少なくする目的で1台のSIx13フレームを作るために1台のCAAD8を犠牲にして作られている事はあまり知られていない。
SIX13 PRO
ダウンチューブのみカーボンを採用し2006年に初めて発表されたフレームです。フレーム下側がカーボンなのである程度は振動吸収をしアルミ素材が多いので剛性感、フレームの反応性も犠牲にしなくてすむ。
SYNAPSE
2005年夏に新発表されたフルカーボンバイク。長いホイールベ−スとヘッドチューブ、寝たヘッドアングル、これらからこのバイクがロングライド向きであることはあきらか。キャノンデールが今流行の参加型長距離レース「グランフォンド」用に作るならこんな形になったとか。しかもフレーム単体1,100gと激軽です。
SYNAPSE ALLOY
シナプスカーボンをそのままアルミ素材に置き換えたフルアルミフレーム。見た目、価格と中途半端な感じはするのだが、キャノンデールのアルミバイク故に乗り味はかなりコンフォートで良いものになるのでは。フロントギアはトリプルのみ設定です。
R5000
「R」とはロードバイクの「R」。横の数字はモデル名で数が大きい程グレード(価格)が高くなります。最高級グレードは「R5000」
OPTIMO
オプティモも合金の事でアルミニウムに比べて15%張度が強くなっていることでより肉薄のチューブをフレームに使用する事が出来、結果より軽量で剛性の高いフレームが作れるわけです。
CAAD8
2004年モデル最高級グレードだったCAAD7 OPTIMOをさらに30g軽量化したCAAD8 OPTIMOフレームは今年も健在でシートステイが縦に扁平加工されておりエアロ効果と剛性アップを果たしています。正直なところ2005年のSix13よりこちらのフレームの方が乗り味、踏み味、完成度とどれをとっても優れていたような感じが。それほど良いフレームです。
COMPACT
ロードバイクのフロントギアは53ー39のダブルギアが一般的ですがフロントアウターギアでも
すべてのリアスプロケを使う目的にアウター50丁と39丁のギアでは登りが苦しいのでインナーギア
も小さい34Tか36Tを採用したPCD110mmで50ー34か50ー36のダブルギア コンパクトクランクの略
TRIPLE
トリプルすなわちフロントギヤが3枚仕様でリアが9枚つまり27speedとなります。この「TRIPLE」が付いていないモデルはフロントが2枚、リア9枚(10枚)の18speed(20speed)になります。垰道等を良く登られる方等にお勧め。トリプル仕様は何千円か高くなります。
FEMININE
「フェミニン」は女性専用設計のフレームで脚が長めで胴が短い女性の体型に合わせてシートチューブは長めでトップチューブは短めに設計されています。フレームサイズが47以下は650c(26インチ)サイズのホイール仕様になっています。
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