クロモリフレーム内部へのオイルコーティング

クロモリフレームの素材はスチール(鉄)です。フレーム表面は何重にも塗装が重ねられているので転倒等で塗装がめくれない限りまず大丈夫です。問題はフレームパイプの中なのです。フレーム各チューブの入り口にだけ塗装されている場合もありますが、チューブの先やたいていのクロモリバイクのフレーム内部は未塗装です。ですからフレーム内部から始まり溶接部やフレーム表面に「錆」(サビ)が広がっていくのです。何年か乗られたクロモリバイクのオーバーホールに持ち込まれた際、中をのぞくと真っ赤っかということが良くあります。雨の日はあまり乗らなくても湿気で錆は確実に出ます。進行する「錆」を完全にではないにしても防ぐ方法に、昔からオイルコーティングという手があります。本当はドブ漬けにしたいところですがそんな設備もないので柔らかく残りやすい性質の防錆スプレーをパーツ類を一旦全てバラしてから各パイプ内部に噴霧します。2〜3日放置しておくと余分な油分が流れ出てスプレーのニオイが消えますからその後各パーツ類を組み立てていくのです。

フレームセットからお買い上げいただく場合はご希望がございましたら無料でオイルコーティングをしています。完成車の場合は一旦パーツを全て完全に外してから再度組み立てるので工賃を¥5,250頂戴しております。オイルコーティングがご希望でしたら御注文時にお問い合わせ下さい。

フレームセットからの組立て 工賃無料

完成車販売の場合 工賃別途 ¥5,250