シマノの105の5700シリーズを使っているので快適な変速を楽しむ事が出来ますが、クランクはシマノ製ではありません。これがこの機種の弱点です。最初からシマノクランク仕様にしていただければ全く問題はないのですが、コンパクトクランクはアウターとインナーギヤの歯数差が大きくインナーからアウターへはチェーンが上がりにくく、アウターからインナーへはチェーンが内側に落ちやすいという特性があります。ですのでクランク、BBをシマノに交換するだけでスパンスパンと快適にチェーンが上がりアウターからインナーへの落ち方も不安なく変速する事が出来ます。
クランクはシマノ製でなくてもブレーキだけはちゃんとシマノを使ってるところはスゴいと思います。これだけでブレーキの効きの不安はありません。

フルアルミのフレームの中では最上位機種です。2011年モデルは5700系の105仕様となります。正直先発のアルテグラ6700よりも変速性能は良いかもしれません。105の10速仕様でこの価格帯というのは他のメーカーにもなかなかないものです。別にティアグラの9速でも不足はないのですが、12-25のスプロケットを9で割るか10で割るかでやはり脚に合うギヤがあるかないかの差が出てきます。長距離を乗れば乗る程この「脚に合うギヤ」が重要になってきます。少しの差がストレスを生み出し精神的にも疲れてくるのでたった1枚の差でも大きいのでご予算が許せばこちらを選択する方が良いでしょう。