cannondale(キャノンデール)のドロップハンドルモデル主要4車種のジオメトリやタイヤクリアランスを比較してみました!
2025/06/06
cannondale(キャノンデール)!
ドロップハンドルのモデルの2025年式は一通り情報解禁日を迎え出そろいました。
しかし全車種、形状がSUPERSIXに近くなり、タイヤクリアランスも広くなり、選ぶ時に迷い易くなったのも事実です。
そこで!
それぞれの車種の特徴とジオメトリ(主にスタックとリーチ)、そして内装方式等をまとめて整理します。(あとで車種ごとにまとめて比較しますので、とりあえず4車種ザックリと先に紹介します。)
まず定番のSUPERSIX EVOです。
レースバイク。
プロに供給しているLAB71、レースバイクで一部プロも使うHi-Mod、そして普及グレードのSTD-MODの3グレードの展開があります。それぞれ重量が違うだけで、剛性が同じというのも特徴です。ケーブルはフル内装対応。
SUPERSIX EVOシリーズのページ
ジオメトリはこのような感じ。
ハンドルは低めで、この4車種の中では、分かりやすくレース向けです。
続きまして、ゴールデンウィークくらいに情報解禁になったSYNAPSEです。
フレーム形状はSUPERSIXに近いですが、SUPERSIXと比較するとハンドルが高く近く、タイヤクリアランスも広くなったのが特徴です。フルモデルチェンジして、こちらもエアロになりました。
SYNAPSE CARBONのページ
ジオメトリです。
そしてSUPER X。
グラベルレース向けバイクです。
この車種とSYNAPSEの住み分けが難しいと考えている人が多いかもしれません。
SUPERXのページ
ジオメトリです。
そして最後にTOPSTONE CARBONです。
これもグラベルレースバイク。
ただ、アドベンチャー寄りのグラベルレースバイクです。
TOPSTONE CARBONシリーズのページ
ジオメトリです。
これで4車種出揃ったので比較していきます!
〇 STACK
まずSTACK(スタック)から見ていきます。
BB中心からヘッドチューブ上の中心までの垂直の長さがSTACKです。ハンドルの高さに影響のある数字です。
今回は51サイズで比較していきます。
それぞれの車種のSTACK、このような感じです。
SUPSERSIX EVO 535mm
SYNAPSE CARBON 550mm
SUPER X 535mm
TOPSTONE CARBON 561mm
これを見ていて面白いのがSUPERSIX EVOとSUPERXの関係です。
スタックの数値が同じなのです。
つまりSUPER Xはグラベルバイクなのですが、ツールドフランスを走ってるレースバイクと同じハンドル高を実現できるという事です。
SYNAPSE CARBONはSUPERSIX EVOより15mm程度、TOPSTONE CARBONは26mm程度高いハンドル位置が実現できます。
〇 REACH
次にREACH(リーチ)を見ていきます。
BB中心からヘッドチューブ上の中心までの水平の長さがREACHです。
ハンドルまでの距離に影響の多い数字になります。
それぞれの車種のREACH、こんな感じです。
SUPSERSIX EVO 378mm
SYNAPSE CARBON 376mm
SUPER X 371mm
TOPSTONE CARBON 373mm
リーチに関しては、SUPERXが一番短いのが以外でした。
しかし、短いSUPERXと長いSUPERSIXとの差は7mmしかないので、リーチに関してはそれぞれの車種の差は小さいように感じます。
〇 タイヤクリアランス
現行モデル、それぞれ昔では考えられないくらいの太さのタイヤを履けます。
ツールドフランスでも30mmや32mmのタイヤが使われるほどです。
それぞれの車種の最大タイヤクリアランス、こんな感じです。
SUPSERSIX EVO 700x30mm
SYNAPSE CARBON 700x42mm
SUPER X 700x45mm
TOPSTONE CARBON 700x52mm
ここはSYNAPSEが相当広いタイヤが履けるので、グラベル兼用のような使い方もできそうです。TOPSTONEに関しては、ほぼ29×2.0インチのMTBのようなタイヤクリアランスになります。
〇 内装方式およびシートポストの形状
全車種エアロを意識しているので、いずれのバイクもケーブルはフル内装対応です。ただ、内装の方式に違いがあります。
また、シートポストも車種により色々違います。
SUPSERSIX EVO デルタコラムフル内装&平たく薄いシートポスト
SYNAPSE CARBON 700x42mm デルタコラムフル内装&D断面エアロシートポスト
SUPER X 700x45mm デルタコラムフル内装&D断面エアロシートポスト
TOPSTONE CARBON 700x52mm 丸コラムACR/SMR方式フル内装&汎用丸シートポスト
となってます。
デルタコラムのメリットはヘッドチューブを薄くすることができる点です。
割と汎用のステムだとかも使える構造なのですが、それでも専用パーツなので、例えば社外品を使って完全フル内装にしようとした時に使えない部品も出てきます。
その点、ACR方式の内装は割と幅広いメーカーの部品が使えるメリットがありますが、その代わりデルタコラムの車体と比べるとヘッドチューブ上側が太くなります。
シートポストに関しては、SUPERSIXが一番エアロな形状をしており、それに次いでSUPERXとSYNAPSEがエアロです。ただ、いずれも専用品を使います。
その点、TOPSTONE CARBONに関しては27.2mmの汎用丸ピラーを採用しており、色々なメーカーのピラーが使えます。また、フロントシングルで組めばドロッパーポストを内装できる車種でもあるので、キャノンデールの現行グラベルカテゴリーでドロッパーポストを使いたければTOPSTONE CARBON 一択となります。
他にもTOPSTONE CARBONとSYNAPSE CARBONはダウンチューブにストレージを設けていたりと、それぞれ個性が出ています。
それぞれのスタイルに合ったバイクを選んでいただけると嬉しい限りです。
今回紹介したスタックとリーチに関しては、当店にあるフィットバイクでジオメトリを再現する時にも使います。
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SUPERSIX EVOは105仕様と105 Di2仕様、店舗で見ていただけます。
またTOPSTONE CARBONはGRX仕様を店舗で見ていただけます。
さらにLAB71のSUPERSIXに関してですが51サイズのチームカラー近日入荷予定です!
cannondale SuperSix EVO(キャノンデール スーパーシックスエボ) LAB71 フレームセット 2025年モデル
定価:(税込)¥850,000 → お問合せください。
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