○クロモリならではの抜群の安定性
クロモリフレームの特徴は登りを走ってもクロモリフレームの良いところ＆悪いところがよくわかります。良いところはタイヤのグリップ感でずっと地面にくっついている接地感があり、走行中の安心感をライダーにもたらしてくれます。ただこの性質と素材重量の重さが重なって、登りで「さあ調子良くなって来たからスピードをもう少し上げよう」と思っても他素材のフレームのように簡単には加速してくれないのです。

○レースには不向きだがツーリングに最適
これらタイヤのグリップ感と加速性能の鈍感さ、もちろん振動吸収性の良さもスチールフレームの「しなり」に起因しているところなのです。これは他素材のフレームには無いクロモリフレーム独特のものでスピードを要求されるレース以外の使い方に適しています。例えば1日中とかイーブンペースで走り続けるといった乗り方が一番気持ちよく走れると思います。1人だけでのツーリングなんてのがもってこいです。クロモリフレームにフロント50-34のコンパクトクランクです、「スピードを求めるな！」といわれているようでこのフレームのキャラクターにバッチリ合っているようです。

○近年ではカンパのパーツも手に入りやすい
セサンタは同じクロモリツーリングバイクのFEREOの上位機種にあたります。カンパのパーツは何故か敬遠される方もいますが、そりゃまぁシマノの完成車がほとんどですからあまり手に触れる機会もなくもしかしたら後々補修パーツが手に入らないのでは？と思うかもしれませんが、その点は全然大丈夫です。最近はカンパニョーロジャパンが設立されましたのでより細かいフォローが確立されていますのでご安心下さい。

○カンパニョーロならではの使い心地
シマノに比べると多少クセはありますが、こんなのは慣れの問題だと思います。自分の場合は正直完璧過ぎるシマノは嫌いなのでシマノかカンパなら間違いなくカンパを選びます。シマノが使わされてるという感じならカンパは使ってると言う感覚です。わかりますか？別にカンパがシマノより明らかに性能が落ちるわけではありません。自動車でも日本車に乗って単なる移動のための箱に感じるかイタリア車で車を運転しているかの違いと言えばご理解いただけますでしょうか？とにかく乗るのが楽しくなるのはカンパです。

この機会にカンパのロードバイクに乗ってみませんか？