世の中の流れは「軽く速く」に！！

その流れを作ったのはスペシャライズドのシラスでしょう。サスペンションを省いて乗り心地が悪くなったのをシートポストサスペンションで緩和（ゴマかすとも言う）して軽量化とコストを削減して見事に大ヒットしました。それ以前はプログレッシブ等が軽いフラットロードの流れはありましたが他のメーカーに影響を及ぼす程の流行はありませんでした。
ほとんどの機種はアルミフレームですので価格的にカーボンフォークなど付ける事が出来ず乗り心地が異常に悪かったのも普及を拒んだ要素だったと思います。が、このあたりを解決してシラスがヒットしたのでしょう。そしてクロスバイクの乗り心地の良さとロードの軽さを兼ね備えて10万円以下にして初めてカーボンフォークを使ったFELTのSR（SR101は除く）が登場して世の中の流れは一気に「軽く速く」で同時にロードレーサーもやっと発見されて（笑）売れ始めるという現在の流れになっています。

選び方としては普通のママチャリ風に使いたいのあればまさにキャノンデールのADVENTUREがその延長となります。
軽さよりもフロントサスペンションによるショック吸収を求める場合（歩道と車道を行ったりきたりする通勤通学等）にはビアンキのPASSOやスコットのSPORTSTER P4等が最適でしょう。
とにかく速く軽くラクに走るならフラットバーロードレーサーのジャイアントのFCR-2が良いでしょう。もしくはそれに近い感覚で乗る事の出来るFELT SRシリーズは乗り心地も良く走る事が出来ます。
またクロスバイクらしく「とても良い乗り心地でサイクリングしたい！」と言う方にはこの中で唯一アルミフレームではなくクロモリフレームのCODA SPORTをお勧めします。最近の軽く安いだけで乗り心地の悪いアルミを使わず昔からスポーツ自転車に使われてる伝統の素材クロモリでフレームを作る事により「他には真似出来ない快適な乗り心地」を実現しています。弱点は少し重い所ですがフロントサスペンション付のアルミフレームのものよりもサスペンションがない分軽くなります。

ただやはりこのクラスは価格的に押さえてる部分があるため重かったり安いパーツを使っているものがありますのでもう少しご予算に余裕のある方は以下も一度御覧下さい。

10〜15万円のクロスバイク
15万円以上のクロスバイク